学生の頃、北海道から出てきたばかりの友人との会話
友人:「君はどこに住んでいるの?」
オイラ:「えーと、東京の足立区ってわかるかい」
友人:「足立区って聞いたことはあるけど、どの辺?」
オイラ:「東京の一番上」
友人:「ふーん、最寄駅は何っていうの?」
オイラ:「(竹の塚って言ってもわかんないだろうから)北千住」
友人:「北千住・・・知らないなぁ、JRが通っているメジャーな
駅はないのか?」
オイラ:「失礼しちゃうなぁ、北千住はJRも通っているんだけ
どなぁ。じぁ、上野なら知っている?」
友人:「ああ、上野はわかるよ。じゃ、君の家は上野の方なんだね。
東京の下町か・・・ふーん」
てなわけで、いつのまにか彼の頭の中では、オイラは東京の下町
上野に住んでいることになってしまった。(ちゃいまんがな)
最近では足立区も下町と呼ばれることもあるが、もともとの下町って
いうのは千代田区、中央区の一部で江戸城の東側の低地一帯のことを
指すらしい。浅草、下谷が下町の仲間入りをするのは幕末くらいに
なってからで、その後、芝が入ってきて、深川はもう少しあとだそうだ。
だから足立区や葛飾区は厳密には下町ではないということだ。

No.(251)
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