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今では当たり前のようにある「録画機能付きテレビ」だが、20年ほど前まではテレビとは別にビデオデッキやレコーダーが外付けになっていた。これらを一体化させたのは、画期的だったと思う。また、もはや見かけることのない「ラジカセ」はラジオとカセットテープレコーダーの合体商品で、当時の若者は誰もが所有していたと言っても過言ではないほどの優れモノだった。このように家電同士の組み合わせは日本のお家芸とも言われており、昭和時代には様々な商品が登場したが、振り返ればユニークなものばかりなので紹介したい。
1.複合テレビ
@ラジカセ

前述のラジカセにテレビが付いて「ラテカセ」と呼ばれていた。1970年代後半から1980年代前半まで売られていた。価格は発売当時6万円から15万円と大変高価だったが、どこにでも持ち運べるので人気商品だった。
AFAX
昭和45年に松下電器産業(現パナソニック)が販売し、大阪万博にも展示された。ポスターには「パパ、テレビからもお年賀状よ」と女の子が言っている。
Bレコードプレイヤー
昭和35年松下電器産業が競合他社と差別化を図るべく発売。
テレビで「巨人vs阪神戦」を観ながら、「六甲おろし」のレコードを聴くのも一興か?(笑)
C冷蔵庫
商品名は「テレ蔵こ」。日立製作所が発売、当時の価格で14万円。独り住まい向けにコンパクトになっているのが特長。ナイター中継の熱戦から目を離さずにビールを取り出せるのが良い。
D電話
商品名は「てれ・ほん」。昭和61年松下電器産業が発売。
一見、テレビ電話のようたが、それぞれの機能は別でテレビを見ながら電話ができる。電話がかかってくると自動的にテレビの音量が下がる。
E ステレオ・テープレコーダー

商品名は「歓(よろこび)」。創業55周年記念と記載があるので、1967年頃と思われるがもう少し後のような気がする。回転式というのが豪華、スピーカーも360度回転するのもナイスだ。ポスターには3人が同時にそれぞれの家電を楽しめるとある。恐らく実際に3人同時に使用した例は少ないだろうなぁ〜
2.複合電卓
@そろばん

商品名は「ソロカル」。昭和54年シャープから発売。
そろばんで計算したことが正しいか電卓で検算するものだと思いきや、実際にはその逆の使い方(そろばんで検算)が多かったという。
Aお菓子

商品名は「チョキュレーター」。どう見ても「チョコレート」、甘い香りもした。お腹が空いている時は計算に集中できないため使用は控えるべし。
Bゲーム

ゲームと電卓は相性が良く、ボクシングの他に、野球・テニス、ミサイルゲーム囲碁・オセロ、パチンコ、ルーレット、占いなどもあった。学校や職場で計算をしているふりをして、遊ぶことができる。
C電話

商品名は「クイックダイアラー」。昭和60年カシオから発売。
記録しておいた電話番号に電話を掛けることができる。カシオは後にこの技術を活かしてポケベルの製造を行うことになる。
Dメロディーを奏でる

商品名は「メロディー電卓(ML-80)」。昭和54年カシオから発売。
文字通りテンキーが、それぞれドレミファソラシドに対応しており、簡単な曲なら奏でることができた。
E着火ライター

商品名は「「QL-10」。カシオから昭和53年に発売された。
まさにアンビリーバボーな昭和の一体化家電。当時、ビジネスマンの間で需要の高かった電卓・ライター・時計の3つの機能を備え、コンパクトに仕上げられている。
テレビと電卓の複合商品を紹介したが、我々の身の回りには意外と一体化されたグッズを目にする。こういう観点からモノを見てみるのも楽しいと思う。
では、最後にクイズを出題。次のモノが組み合わさっている優れモノは何でしょうか?
テレビ、電卓、カメラ、ラジオ、懐中電灯、ゲーム、電話など。
答えは「スマホ」。ある意味、究極の複合一体化商品だと思う。