ら・わ行

 

 【ラ講】

正式名称は「旺文社 大学受験ラジオ講座」という。

ブラームスの「大学祝典序曲」をテーマ曲とし、今でもこの曲を

聞くと"勉強せねば"という恐怖心にかられるかつての受験生も多い。

東京では文化放送で夜11:30から放送しており、日本テレビの「11PM」

を我慢するか、ラ講を録音するかした。

名物教師に、英語の西尾孝先生、J・ハリス先生

(西尾先生の名セリフは「英語の力は単語の力、単語の力は英語の力」)

数学は寺田文行先生、、、あとは覚えていない。

ラ講のテキストはそこらの本屋で売っており、2/3が予備校や参考書の広告ばかりだった。

 

 

【ランドセル】

小学生が学用品を入れて背中に背負うかばん。

小学生と言っても高学年になると使わなくなる。

普通、ジジババが入学祝いのプレゼントにしている。

色は男子用が黒、女子用が赤と相場が決まっているのだが、中には

趣味の悪い祖父母をもったため、ピンクや黄色、紫色を背負った孫もいる。

 

 

【リコーダー】

縦笛のこと。これを使って「チャルメラ」を吹くやつは日本中、どこにでもいた。

大島渚監督が描いた性愛の極致「愛のコリーダー」とは関係がないことに気がついた

あなたは「おりこうだ

 

 

【リトマス試験紙】

理科で使う、顔色が赤くなったり青くなったりする小心者な実験道具。

赤色紙をアルカリ性溶液に浸せば青色に変わり、青色紙を酸性溶液に浸せば赤色に変わる。

溶液のアルカリ性・酸性の簡単な検査に用いられることは、賛成の反対なのだ。

ちなみに 理科の実験道具は総じて「学生用語」であるといえよう。

顕微鏡で使うプレパラート、ゴム管をはさむ器具ピンチコックとか。。。

 

 

【留年】

進級・卒業に至らず、同じ学年にとどまること。

主な理由としては、成績不振によるもの、病気(長期入院)により授業日数不足等。

前者の場合、不良が多く「〜さん」付けで呼ばれる。後者の場合、色白で美人が

多く、「この人のために何とかしたいっ」と思ったりする(かなり私的なイメージ)

作者が卒業した大学では112233(または223344)と各学年を留年することを

「イーペイコー留年」と呼ばれていた。

 

 

【リュックサック】

遠足に行く時に、お弁当やお菓子、衣類など入れて背負う袋。

これに水筒があれば完璧な遠足スタイルになる。

なおお菓子は300円までで、バナナはお菓子の中には含まない。

ちなみに作者は近年まで「リックサック」だと思い込んでいた。

 

 

【両想い】

相思相愛のこと。

この言葉自身の持つ響きが、なんとなく"胸キュン"である。

周囲からは『…アイツらデキてる』と冷やかされるが、本人てちは気にしていない。

後の就職、転職にも通じ合うものがある。

対義語:片思い

 

 

【両立させる】

学生用語として用いる場合には以下のように使われる。

共通して、平凡な人間には、難しいことであり、相当の努力を要する。

@勉学とクラブ活動を両立させる

A受験と恋愛を両立させる

B2人の異性と同時に付き合う(同義語:二股にかける)

 

 

【林間学校】

主に夏休みに、林間・高原などで集団生活をしながら、児童・生徒の健康促進などを

目的として行われる教育活動。

「まくら投げ」「夜這い(女子の部屋に忍び込む)」を初めて体験するのは、この時である。

私事で恐縮だが、作者の住む足立区では、昔も今も林間学校は「日光」に行く。

「眠り猫」がとても小さかったことが印象的だ。

なお、このイベントは海浜で行われる場合には「臨海学校」という。

「海間学校」でもよさそうだが、深く追求してはいけない。

 

【輪唱】

同じ旋律を二人以上の人が等しい間隔をおいて追いかけるように歌う合唱のしかた。

全日本3大輪唱曲「森のくまさん」「静かな湖畔」「かえるの歌」

 

 

【輪転機】

印刷機械の一種。円筒型の版面と円筒型の圧胴との間に巻き取り紙を通し、連続回転

させて印刷することができる。ガリ板に比べて高速で、大量の印刷ができることが特徴。

輪転機には手回し式のもの、モーター式のものがあったが、どうやっても手がインクで

汚れてしまうという欠点は否めない。

またこの機械の普及に伴い、テストや宿題のプリントが増えたといううわさもあちこちから聞こえてきた。

↑これは輪転機が普及する前の「ガリ板」

 

 

【倫社】

不倫の社会問題について、検討することではなく、高校の社会科の教科にあった

科目で、正しくは「倫理社会」という。

サルトル、デカルトなどの思想家を学んだような気がするが、ほとんど忘れた。

「我 思う ゆえに 我あり」

でも、やっぱり時折、恋愛話や不倫などに発展していたような記憶もある。。。。???

 

 

【ルーズリーフ】

用紙を1枚1枚自由に入れたり、はずしたり出来るノートで作者が高校生の頃に

流行った。やや緑色をしたノートが目にやさしいという理由で女子に人気があった。

ちなみにゴムがゆるい男性用のパンツのことを「ルーズブリーフ」という。(笑)

 

 

【例題】

教科内容を理解させるために出す具体的な問題。

例題その1:はすぴー倶楽部の作者とその代表作を述べなさい。

 

 

【レ点】

漢文訓読に用いる返り点のこと。

「レ」の符号があるたびに、1字だけ返って読むという大変に面倒なもの。

さらに、一・ニ・三、、、上・下などもあったりしてパズルとしかいいようがない。

これをスラスラと読める人の論理回路はどうなっているのか

 

 

【練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで】

運動会や学芸会の際に、よく先生がしゃべるセリフ。

「練習は本番のつもりで、緊張して行い。本番は本番のつもりで、リラックスをし、

全力を尽くすことが大切である。でないと、実力が出せません」という意味。

 

 

【ロイター板】

体操用踏み切り板のことで、ロイター通信の掲示板ではない。

飛び箱やマット体操で使用される。これにより、飛躍的に跳躍力が大きくなり、

多彩な技が新しく開発されることになった。

なお、ロイターは開発者の名前である。

 

 

【廊下に立っていろ!】

先生が生徒に対して罰を与える際の手法のひとつ。

たとえば、宿題を連続して忘れる、授業中に騒いでいるなどの場合、先生も

「キレル」ことがある。その際に「廊下に立っていろ!」と命令される。

また重度の場合には"水を入れたバケツ"を持って、廊下にたたされたり、机ごと

廊下に出されることもある。

作者の経験では、休み時間に立っている方がジロジロと周囲から屈辱的な目で見られる

のでツライと思う。さらに兄弟に「お前の兄貴がさっき、廊下で立たされていたぞ」と

チクられることの方が恥ずかしかったりする。

 

 

【浪宅】

浪人している仲間の部屋のこと。受験に失敗した者同士が傷をなめあう溜まり場。

教育制度や人生などについて真剣に議論をするものの、1本のギターと1本の日本酒が

あればそれだけで楽しかった青春の1コマ。

 

 

【浪人】

高校を卒業したが、希望する大学に入れず、翌年を期して勉強している者。

「ぼくたちに正月はない、ぼくたちの正月は3月だ」と主張する人たち。

いわんや恋愛や旅行など快楽を伴う行動はご法度で、マゾ的志向をすることもある。

ちなみに作者も浪人体験者であるが、長い人生の中では決して回り道でなかったと思う。

対義語:現役

 

 

【ろ過】

混合物から液体だけを取り出して固体を残す操作をいう。

ろ過する場合は、液をガラス棒に伝わらせながら少しずつ注ぐのがポイント。

明治の文豪・徳富 蘆花(とくとみろか)とは何の関係もない。

 

 

【ろくぶて】

手袋(てぶくろ)を逆さまから言ってごらん。

えーーと、「ろ・く・ぶ・て」

1・2・3・4・5・6   ・・・バシバシとぶつ

なにするんだよ。

だって ろくぶて といったじゃないか。。。

(慣れてきた頃に、わざと「ろくぶつ」と間違えて、友達をぼこぼこにしたのはオイラだけではあるまい)

 

 

【六歌仙】

平安時代の和歌の名人6人集。

小野小町、在原業平、喜撰法師、僧正遍上、文屋康秀、大伴黒主

ブラザーズ・フォーの「七つの水仙」、「六価クロム」とは何の関係もない。

 

【六法全書】

代表的な法律である憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法に関連する

法規などを収めた本。大学入学の際に購入した覚えがあるが、ほとんど手付かずの

まま押し入れに眠ってしまう本の一種。

 

 

【論述試験】

○×問題、マークシート方式ではなく、論じ述べる形式のテスト。

一夜漬け戦法がきかず、真の実力が問われる。

ちなみに作者の友人K君は、物理の論述試験で、まったくお手上げ状態であった際に、

暇なので「上手なカレーライスの作り方」をきめ細かく記述したら、5点もらえたという

ウソのような経験の持ち主である。

 

 

【ワークブック】

(補助教材として学校や家庭で生徒に使わせる)練習問題帳。学習帳

 

 

【若い力】

運動会で流れる曲。聞いているだけで、力があふれてきそうだ。

♪若い力と感激に 燃えよ若人胸を張れ

歓喜あふれるユニホーム

肩ににひとひら花が散る

花も輝け希望に満ちて 競え青春 強きもの

 

 

【わかったつもり】

翌日の期末試験に向けて「わかったつもり」になって、寝てしまうこと。

 

 

【忘れ物グラフ】

誰が一番、忘れ物をしたかを示す棒グラフ。先生が模造紙に作り、教室に

張り出されるので、忘れ物の多い者にとっては、よいミセシメである。

 

 

【ワックスがけ】

月に一度、校舎の床や廊下をワックスで磨くこと。

ワックスの色はドロドロ状のオレンジ色や白いミルク色があった。

(オレンジ色のはマグマ大使に出てきた怪人がやられて溶けたときに似ていた)

特に木造校舎の時代にはに「油雑巾」と呼ばれていた雑巾で床を磨いた。

それは昔の電車の木製の床にも同じ匂いがしていた。

ワックスがけの際に、雑巾レースを廊下で競争したり、わざと転ばすように仕掛けを

したりしたのは、作者だけでないはずだ。

 

 

【わら半紙】

きめの粗い半紙で、当時「紙」といえば、これをさした。

テスト、学級新聞、遠足のしおり、家庭への連絡などすべてわら半紙に印刷されていた。

パラパラマンガ、紙飛行機には適さない。

 

 

【ワル】

不良のこと。

使用例:「あいつは相当のワルだ」「いい子ぶっているけど、陰ではワルをやっている」

 

【我にかえる】

授業中にぼんやりと好きな異性のことを考えていたり、昨日見たテレビの続きが

気になっている時に、突然、先生から指名され「ハタっ」と自分に戻った際の状態。

 

 


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